常に地震に備えよ その2

 本日は、2014年4月6日(日)ブログ2268号です。

1995年1月17日 早朝

「神戸で大きな地震があったみたい」

当時、グアムでは日本のテレビを見ることができなかった。

いったい何が起こっているのかは一切わからなかった。

国際電話で「神戸が燃えている」などの情報だけ。


私は一週間後に神戸に戻った。

グアムから関西国際空港まで行き、

大阪から西宮まで電車で行き、

それからバスで神戸を目指すのだが

なかなか前に進まない。

西宮より神戸に近づくにつれて

街がひどいことになっていた。


私が撮影した帰国直後の三ノ宮界隈。

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阪急三宮駅。

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傾いたビル。

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半分に折れたビル。

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旧神戸国際会館。

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三宮センター街。

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倒れかけたビル。

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三ノ宮界隈。

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ビアホールミュンヘン大使館。

もしこれらのビルにいたらどうなるか。



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呆然とする私。

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私の自宅の近く。

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私の自宅付近。

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中央区大日通りは震度7弱の地域であった。

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地震は突然やってくる。

「あ、地震だ」と思ってもどれだけ大きいのか分からない。

「これ、大きいぞ」と分かってもどうしていいかわからない。

「上から何が落ちてくるかわからない」


私は常にその場でしゃがんでいただけです。

幸運にも屋根が落ちることなく地震が終わっただけの話。

本当に紙一重の命だと感じた。


日本に帰国後、

静岡大地震の時に震源のホテルに泊まっていた。

東日本大震災の日は茨城と栃木の県境にいた。


皆様、地震はいつ来るかわからないが、

いつ来てもいいように準備をしておきましょう。

特に宿泊施設の営業中の場合、

危機管理をしっかりいたしましょう。


つづく

常に地震に備えよ その1

本日は、2014年4月5日(土)ブログ2268号です。

最近、ホテルを経営していると常に天災を考えています。

もし今、地震が起こったらどうするか。

実は私は実に多くの地震に遭遇しています。

まず最初に、1993年8月8日にグアム大地震を経験しています。

Yahooの検索で「1993年グアム島大地震」と検索すると、



何と!まんぷく寺の記事がトップに出てきました。

私は、1991年から1996年までグアム島の

ホテルニッコーグアムに勤務していました。

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ここでは、1992年に風速105メートルの大型台風「オーマ」を経験して、

1993年にマグニチュード8.2の大地震も経験しました。

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当時のホテルのスタッフの皆様と記念写真です。

私はこのホテルでリゾートホテルとはを学びました。

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最上階に作ったチャイニーズスカイレストラン。

このレストランから見える景色は絶景でした。

いつもカメラをもって撮影していました。

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ホテルのリムジン「リンカーンコンチネンタル号」の

ナンバープレートはNIKKO1でした。

私はこの社用車を運転して空港まで毎日送迎活動をしていました。

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南国のイメージがするホテルのプールです。

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恋人岬から見た海です。

綺麗ですよね。

サンセットの時に恋人岬にいた私の写真が出てきました。

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着ているTシャツは、No Women (女性は近づかないように)

その理由が背中に書いていました。

外人がその理由を見たら大爆笑していました。(私は意味が分からなかった)

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グアム・日本人会主催のお祭りに屋台を出してお手伝い。

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休日には、プライベートビーチでリラックスBBQ大会。

いつもは平和で楽しい南国の楽園も天災には勝てません。

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この写真は1994年10月25日に撮影された暴風雨の模様です。

大型台風が過ぎた後はヤシの葉っぱがすべて飛んで無くなります。

ホテルの窓から外は一切見えません。

グアム島で悪戦苦闘しながらリゾートホテルを作り、

リゾートライフを満喫していた私でした。


1995年1月17日 早朝 日本から緊急の電話が入った。

「神戸で大きな地震があったようですが、あなたの家は神戸ですよね」

つづく

グアム島停電生活3週間の話

 本日は、2012年7月26日 ブログ1649号です。

最近、テレビで「原発反対」する皆様の映像をよく見ます。

私はこう思います。

「この人たちは、電気のない生活をしたことがあるのだろうか」



私の経験です。

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1993年のグアム島の話。

台風で私のコンドミニアムが3週間も電気が止まった。

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灼熱の島で電気が止まる。

まず、水が出ない。(島では電気でポンプを動かすため)

トイレが使えない。

ホテルのトイレは島の人で長蛇の列。

流れないので不潔極まりない。(プールの水をバケツで流す)

男はジャングルに入り用を足すが、蚊に食われまくり。

島中、トイレの臭いがしていた。

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電気がないと電化製品のすべてが箱になる。

冷蔵庫の食品をすべて処分する。

冷凍食品もすぐに解けて腐るため。

町の食品売り場から氷や水もふくめ商品がなくなる。

冷たいドリンクを飲めない。

食事はストックの缶詰だけ。(ストックのない家は食べ物なし)

暑いのにエアコンも電気も使えない。

真っ暗の中で暑さに耐えてじっとする生活。

キャンドル類も売り切れ。

ガソリンスタンドも営業できないので車に乗れない。

港の施設も動かないので船の荷物が下りない。

物品の供給ができない。


この経験をしたことがありますか。


3週間で死活問題。

私は、SOSをだしてホテルに避難しました。(非常電源があるため)

ホテルも営業停止。

その後、徐々に電気は回復してきたが、

電気があるとないは、地獄と天国の違い。

本当に死ぬかと思った。

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この後、グアム島では火力発電所が故障続きになり、

計画停電を年中実施された。

ホテルは電力を使うため、夕食時に一斉に電気を止められる。

停電の経験のない日本人ゲストは、「ぶつぶつ」言っていた。

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私は、グアム島が日本であれば停電しないと思っていた。

それほど日本で停電することがなかったから。


電気がない場所に行くのではない。

今の生活で、突然電気が無くなる。



昨年の夏、ホテルや結婚式場は電気で泣かされた。

節電の罰金や計画停電のキャンセルなどなど。


テレビで原発を反対する人、テレビで電力会社を非難する人、

テレビで電気代の値上げを反対する人。

皆様、電気があっての反対活動です。


子供や孫の時代に世界で一番住みやすい

日本を作るためにアクションプランを作りませんか。


停電生活3週間を体験したおやじのボヤキでした。

つづく



地震の危機管理 

 本日は、2012年4月11日 ブログ1542号です。

私は大地震によく遭遇します。

1993年8月11日 

マグニチュード8.2 グアム大地震

まんぷく寺の記事 ここ

1995年1月17日 阪神大震災

私はグアム島にいたが、神戸の自宅が全壊。

住んでいた人たちは小学校に避難。

すぐに神戸に帰った時に私が撮影した写真。

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(阪神大震災:管理人自宅付近)

2009年8月11日 静岡大地震

生まれて初めて家族で泊まった焼津市のホテル。

たった1泊ですが、午前5時に地震が来た。

このブログを書いていた途中の災難。

その模様は、 ここ

そこが震源地と言う奇跡的な確率。

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(阪神大震災:三宮付近)

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(阪神大震災:交差点に倒れたビル 三宮)

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(阪神大震災:阪急三宮駅)

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(阪神大震災:旧国際会館)

そして、2011年3月11日 東日本大震災

私は、茨城県と栃木県の県境にあるカナルハウスさんで遭遇。

とにかく、私が行くところで大震災が起こると言われています。

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(阪神大震災:神戸市中央区 管理人自宅付近)

いつ起こるかわからない地震です。

明日は我が身と思って対策を講じましょう!!

つづく

地震経験者が語る しっかりしよう

 本日は、2011年3月15日 ブログ1177号です。

テレビの報道を見て思うのですが、

災害地以外で、

スーパーマーケット、

ドラッグストア、

ホームセンター、

コンビニ、

ガソリンスタンド、

などに震災関連商品や食料や燃料を買うために、

長時間並んでいる皆様が多くいる。

全く心配無用です。

しばらくすると自由に買えるようになります。



計画停電に関しても大げさな報道が多く感じます。

たった数時間の停電は、すぐに慣れます。

大騒ぎで電池、ろうそく、ラジオ、カセットコンロなどを

買いあさる必要はありません。

ほんの少し不便に感じるだけです。



物は無くなりません。

ほんのしばらく品薄になるだけです。



皆様、報道に惑わされることなく冷静に行動ください。

お願いいたします。




管理人の地震に関する経験

1993.8.8  グアム島地震(M8.1)

開業後2週間のホテル「ロイヤアルパームツリーリゾートグアム」
が全壊。

1995.1.17 阪神大震災(M7.3) 発生当時グアムにいたが

管理人の自宅全壊・実家半壊の被害ですぐに一時帰国

2009/8/11 静岡地震(M6.5)

休暇で利用のホテルが震源地の上にあった。

2011.3.12  東日本大震災

宮城沖地震と茨城沖地震を茨城県内で同日に経験した。

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