現場目線、スタッフが辞める理由。

本日は、2016年12月4日(日)

ブログ2815号です。

 

シティホテルでのヘルプ勤務。

 

あるレストランのバックサイドに

色々なメモが貼ってあった。

 

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こういったメモの中に「やばいな」と

思えるものもあった。

 

例えば、

 

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皆さん

年末商品ですが、

売れる見込みがなかったら、

早めに買ってください。

遅かれ早かれ買うことになります。

宜しくお願いします。

係の名前

 

どうやら、

お歳暮商品、クリスマスケーキ、

おせち料理などに、

従業員へのノルマがあるらしい。

そのノルマを売れなかった場合、

自分で買わなければならない。

 

「どうせ買わされるから買え!」

 

このような内容の張り紙を、

誰でも見ることができる場所に張ってある。

 

配ぜん人や洗い場の外部

スタッフも簡単に見える。

 

その人たちはどう思うだろうか?

 

 

そのレストランのスタッフ用

エレベーターホールに、

 

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業務用メールを印刷したファイルが掲示している。

 

内容を見て驚いた!

 

何か月も前に退社した元マネージャーが、

スタッフに出したメール。

 

スタッフに対するお願いと失望、

自分の力不足への協力要請などなど。

 

完全に内部資料。

 

問題は、この場所は誰でも通る場所。

配達の業者さん、スタッフ、外注業者、

カメラマン、花屋さん、などなど。

 

エレベーターを待つ間に読んでくださいと

言わんばかりの掲示メール。

 

それも、メール発信日から四か月経過したもの。

その間、このメールに誰も気づかないのだろうか?

 

その時のマネージャーが苦しんでいる

本音が綴られていた。

 

とても恐ろしいメール内容に思えたが。

 

 

問題は、

このホテルの管理職が気づいてない点。

私が見る限り管理職がチェックに

訪れることもなかった。

 

加えて、管理職の皆様の言動は、

かなりの上から目線で、

いろいろな出来事に

ボロカスに言ってくるようだ。

 

従業員パーティも有料であることなど、

会社の売上げを助けるために

給料から払わされている感が強い。

 

 

このようなメモも原因で悪い噂が

町に蔓延しているようだ。(ヒヤリング)

 

 

皆様、「だったらお前が正せよ!」

 

私「とてもできる環境ではありませんよ」

 

「私だって会議でボロカスに怒鳴られるんですよ」

 

「お疲れ様と言っただけで」

 

 

問題は、このことだけではなく、

このようなことがホテルに相当ある事実。

相当な覚悟がないと口にできないね。

ヘルプと言う立場では・・・・。

 

「体を張ってやります」

とは言えなかった。

 

 

 

朝5時に起きて、

 

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車を見たら、

 

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凍り付いている。

 

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身も心も凍ってしまっている。

 

温める方法は、

 

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孤独のグルメだけ。

 

ひとり鍋で誰とも話をしない環境で、

ヘルプが終わるのを待っている自分。

 

職務怠慢なんでしょうか?

 

 

 

皆様のホテルでも、

こんなことはありませんか?

 

チェックチェックして、

「やらされている感」を

取り除いてあげてください。

 

つづく

 

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ホテルマンの先生は東京ヒルトン出身者 その2

本日は、2016年11月16日(水)

 

ブログ2797号です。

 

すでに引退された偉大なる先輩たちの

 

教えを若いホテルマンに伝えたい。

 

このような考え方を持っていた

 

私は、その教育の舞台を探していた。

 

そもそも、ヒルトンポリシィと言われる

 

オペレーションをヒルトンで体験したことがない。

 

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ヒルトン小田原

 

すべて、先輩から学んだことだけ。

 

一度だけの人生だから、

 

ヒルトンに入って学び直そうと考えて、

 

ヒルトンホテルのスカイプ面接を受けた。

 

英語で面接を受けた。(ヒルトンぽい)

 

条件が微妙に合わなくて、

 

残念ながら働くことはなかった。

 

実際に入って学びなおすことは

 

かなわなかった。

 

しかし、

 

この夢は諦めるわけにいかなかった。

 

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(小田原ヒルトン)

 

では、

 

何を教えたいのと問われたら、

 

・課せられた予算は絶対達成の方法

 

・職務分掌されたレストランオペレーション

 

・ゲストと対等という考え方のホスピタリティ精神

 

いかなるゲストも満足させるオペレーションポリシィ

 

個人プレイではなくチームでゲスト満足度を上げる方法。

 

などなど・・・。

 

これは、あくまで私が学んだことであって、

 

現在のヒルトンポリシィと同じかどうか

 

確認したことはない。

 

しかし、

 

学んだ方法でホテルオペレーションを続けた結果、

 

私は予算絶対達成をほぼ成し遂げ、

 

多くのゲストの指示を受け顧客として、

 

多額の売り上げをホテルに計上した。

 

 

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(ヒルトン採用サイトより)

 

私は、

 

このノウハウを人に伝えたことがなかった。

 

誰にも教えていなかった。

 

一度このノウハウを身に着ければ、

 

そのスタッフは一生使えるノウハウ。

 

その人がいるホテルは莫大な売り上げを

 

上げ続ける可能性がある。

 

以上の考えをもって、

 

このノウハウを人に伝える舞台、

 

次のリゾートホテルを探したのでした。

 

つづく

 

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ホテルマンの先生は東京ヒルトン出身者 その1

本日は、2016年11月15日(火)

 

ブログ2796号です。

 

私は2015年9月に

 

山岳リゾートホテルを退職。

 

 

当時思ったこと。

 

私は、1978年からホテルで働いた。

 

当時のホテルには、

 

自分のレベルをはるかに超える、

 

スーパーホテルマンがたくさんいた。

 

そんな素晴らしい先輩たちは、

 

皆様、

 

「東京ヒルトンホテル出身者」

 

でした。

 

1964年の東京オリンピックの前年、

 

1963年6月に開業したのが、

 

東京ヒルトンホテル。

 

日本初の外資系のホテル。

 

ビートルズなど多くのVIPが利用。

 

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(後にキャピトル東京ホテルとなり閉館)

 

東京ヒルトンホテルには、

 

英語が喋れないホテルマンなどいない。

 

日常会話でも英語の表現が多かった。

 

その立ち振る舞いはスマートであった。

 

西洋のスタンダードな仕事と言える

 

なぜか、

 

東京ヒルトンで学んだ優秀な

 

ホテルマンは日本全国に出て行った。

 

そして、ホテルの主要ポジションを

 

ヒルトン出身者が占めていた。

 

 

私が就職したシティホテルの話。

 

私の先生も東京ヒルトン出身者。

 

それはそれは厳しく10年以上も

 

鍛えられた。

 

「麦踏式教育法」

 

麦は踏んで踏んで立派になる。

 

お前を踏んで踏んで立派に育てる。

 

こうして私は世界で活躍できる

 

ホテルマンに育った。(と思った)

 

当時、

 

私のような厳しい教育を受けた

 

ホテルマンは多かったと思われる。

 

 

 

その東京ヒルトンホテル開業の、

 

1963年と言えば、今から53年前です。

 

当時、新入社員で入った人も

 

すでに70歳を超える。

 

 

日本に本当のホテルサービスを普及し、

 

多くの優秀なホテルマンを育てた、

 

ホテルマンは引退してしまったのだ。

 

 

 

そこで、私は考えた。

 

初代ホテルマンの皆様から

 

教えられた我々ホテルマンが、

 

そのノウハウを若きホテルマンに

 

何も伝えていない事実。

 

それは人を育てる余裕がない

 

時代だったかもしれない。

 

我々のように徒弟制度で育った

 

人たちがいなくなった時代でもある。

 

このまま、我々が引退してしまったら、

 

日本のホテルマンの基礎が消える。

 

 

私はこう思ってリゾートホテルに

 

就職したのであった。

 

 

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東京ヒルトンホテル名物料理

 

パコーメン。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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ホテル業界は人手不足?

本日は、2016年10月18日(火)

 

ブログ2768号です。

 

私が、

 

現場で見たホテル・レストランの

 

現状は、

 

ひどい人手不足の状況でした。

 

おそらく、

 

同じ状況の、

 

ホテル・ブライダル施設、飲食店

 

は全国で多くあるでしょう。

 

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なぜ、人手不足になるのか。

 

人が辞めるからです。

 

では、

 

求人状況はどうでしょうか。

(ある求人サイト参照)

 

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フロントスタッフ、

 

レストランサービススタッフ、

 

洋食調理スタッフは、

 

ひどい状況です。

 

 

 

ちょっと前に、

 

ファストフード店のすき家が

 

人手不足で大騒ぎしましたね。

 

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いわゆるワンオペの問題。

 

一店舗の営業を一人でさせられる問題。

 

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ワンオペを止めるためには、

 

店を閉める以外の方法がない。

 

 

 

すき家に勤める

 

アルバイトのツイートもあった。

 

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「言うわね」と思うでしょ。

 

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サービス残業があるらしい。

 

 

 

すき家はすごいな!!

 

私が経験したホテルやレストランでは、

 

「こんなコメントはかわいいほうだ」

 

という現状が存在した!!

 

 

まさに、業界の危機である。

 

 

そして、

 

多くのホテル経営者がこの事実に、

 

気づいていない。

 

または、

 

気づいているが・・・・・。

 

 

つづく

 

 

 

 

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A型インフルエンザ

本日は、2016年3月3日(木)ブログ2551号です。

私にごく近い方が、

A型インフルエンザにかかり

休んでしまった!



危険なので、

本日の更新はありません。




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ホテルの朝食と風景

本日は、2015年12月15日(火)ブログ2471号です。

今日もシティホテルの朝食ヘルプ勤務。

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8日連続勤務の朝4時過ぎ。

寒い場所に来ている覚悟があるので寒くない。

紙コップにインスタントコーヒーを入れて出発。

飲み干したころに会社の駐車場に到着。

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「目覚めバッチリ」

朝食ダイニングに到着すると、

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誰かが、ちゃんとスタンバイしてくれています。

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毎日毎日、同じ作業をされている様子が見えます。(会ったこともないけど)

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静かにゲストを待つジュースコーナー。

約50分で料理や飲み物などをスタンバイします。

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新聞も並びました。

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調理場から運ぶ。

だんだん慣れてきたので、毎日作業を増やす。

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午前6時25分に朝食ダイニングルームがオープンです。

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夜が明けてこのような景色を見ながら朝食サービス。

毎日違う山の景色は圧巻。

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2015年12月15日午前9時ごろの松本市内の風景。


おむれつおばさまに、

「オムレツ焼いてちょうだい」とリクエスト。

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手際よくゲストの前で焼いてくれた。

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おいしそうに焼けています。

朝食の王道!

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サラダにわさびドレッシングをかけました。

ご飯ものはカレーにしましたよ。

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健康的な朝食です。


そして、午前10時半ごろ朝食会場から

ランチブッフェのレストランに移動です。

・・・省略・・・・

私のランチは、従業員食堂のそばです。

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本日は、いろいろございまして会社を出たのが午後5時です。

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ますます混んでいます。

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朝は5分の通勤が、夜は20分です。

恒例のイオンによって買物して帰宅。

明日は休みなので、

食べる気と飲む気満々です。

本日の夕食は、スンヅブチゲ鍋です。

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野菜中心のおかわりも用意しました。

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やはりマッコリでしょうが、ないので日本酒にしました。

大変な満足で、ほろ酔い加減で・・・。

デザートまで行っちゃいました。

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シュークリームに氷結ピーチはまことにマリアージュでした。

この両方で合計200円はすごいと自画自賛。


たしか、チョコレートも食べたかな・・・・

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意識がなくなったようです。



つづく






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シティホテルの朝食研修1

本日は、2015年11月29日(日)ブログ2455号です。

管理人の「のぶおじさん」は長野県松本市で、

シティホテル研修を始めました。

今日はシティホテルの朝食サービスの話です。

本日、午前5時にホテルに入りました。

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14階のダイニングで朝食スタンバイとサービスです。

仕事を始める前は真っ暗なダイニングです。

明かりをつけることから始めます。

スタッフがテキパキとスタンバイを始めます。

何もわからない私は遠慮なく質問します。

「どんどん指示してくださいね」

そしてドンドン指示をもらえるようになった!

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ホテルによって朝食のスタンバイは違う。

まずは自分で覚えなくてはいけない。

やってみなければ何も見えないということ。

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毎日してると、さすがに覚えるものです。(早い遅いは個人差あり)

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実に多くの料理をスタンバイする。

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和食堂からだされる和朝食のアイテム。

実は、かなり勉強になっています。

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これまでは「食べる評論家気取りで日本中を巡っていました」

自分が素晴らしい朝食を演出することになろうとは。

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朝のスタンバイは時間との勝負です。

各スタッフは暗黙の了解で作業を進めます。

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そして、お客様を迎えて朝食営業が始まります。

営業が落ち着くと、ホテルの好意で試食タイム。

「ゲスト目線で食べなければ現状がわからない」

私も毎日朝食を試食しています。

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毎日、ダイニング内でオムレツを焼くスタッフがいます。

オムレツスタッフ「食べますか」

私「はい」

焼いてもらいました。

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オムレツスタッフは、かなりのおばさまですが、

まことに見事なオムレツを焼いてくれました。

「素晴らしいオムレツ」の一言です。

こんなオムレツが常に出されるホテルの朝食は価値ありです。

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私は毎日違う料理を食べさせていただいています。

加えてこんな景色が見れます。

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やはりシティホテルの朝食は気合が入ります。

しばらく朝食のサービスが続きます。

毎日は楽寝なければ・・・・、

おやすみなさい。

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長野県松本市生活1

本日は、2015年11月27日(金)ブログ2453号です。

長野県松本市での生活と仕事が始まりました。

私は色々な都市で生活してきました。(12回以上引越し)

その経験で、引っ越し後すぐにすることがあります。

街を知ることでしょうか。

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まずは車でうろうろ。

以外に松本市は渋滞が多いようです。

道も狭く入り組んでいて走りにくい。

「これは意外でした」

そして、松本城界隈を歩いてみた。

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おにぎりを一個だけ買ってピクニック気分。

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銃砲店がありました。

ちょっと、おいしそうな店を見つけました。

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食欲をそそる作りのラーメン店です。

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こだわりのラーメン。

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かなり珍しい「とり麺」という商品だ。

スープも濃厚です。

麺もかなり太い。

でも、外食に頼ってはいけません。


過酷な生活で生き残るには自炊することです。

そして、食材を買物して戻りました。

「ようし、まずは鍋でも作りましょう」

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一人用の土鍋で。

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やはり野菜中心の鍋を作る。

「鍋は誰が作っても美味しい料理となる」

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一人用のご飯を使って雑炊を作る。

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とてもおいしくできました。



こうして、3食自炊できるように準備する。

まずは、生活できるようにして仕事を頑張る。

松本市内にいるのは約5か月程度。

その間にやらなくてはならないことが山ほどある。

どうぞお付き合いしてください。

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ホテル就職物語 その9

本日は、2015年10月31日(土)ブログ2429号です。



この写真は、このブログの最初に公開した写真です。

どこかのブライダルフェアーの料理写真です。

2007年12月に始めたブログです。

いいも悪いも多くの人たちに支持されて

続けてきました。

継続は宝なりです。


ホテル就職物語の最終回といたします。

これからのホテルはグローバル化が進みます。

できれば海外で勉強できる環境を選んでください。

20代は、何が何でも海外志向です。

30代は、一層の飛躍か、守りに入るか。

転職するならこの時期が最後と覚悟しましょう。

40代は、これまでの経験の最高潮と売り込めます。

これまた、最後の転職として黒字ホテルを探す。

50代は、一気にイメージダウンですね。

これまでの経験を商品化して売り込むか、

安定した経営を続けるホテルを選ぶべし。

採用条件はかなり不利と覚悟されたし。


くれぐれも就職した三か月以内に辞めることがないように、

慎重に調査してください。


では、また新しいテーマにてお逢いいたしましょう。

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つづく



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ホテル就職物語 その8

本日は、2015年10月30日(金)ブログ2428号です。

管理人ののぶおじさんは、

新しいプロジェクトのために

とある天空のホテルで研修を始めました。

このプロジェクトはぜひ皆様とともに

成功に導きたいと思うので、

進行状況を同時進行でお知らせいたします。


さて、以前に黒字のホテルがよいと書きました。

私は全額会社負担でフランス研修に行かせてもらえました。

日本から来る各ホテルの調理の皆様を案内するとき、

その費用のすべてがホテルの経費となったことです。

どこで何を食べて何を飲んでも会社経費となった。


もちろん、ホテルを黒字にするのはスタッフの力です。

会社からすると、

「どうぜ税金を払うならスタッフに使う」

という考えでしょう。

これは経常利益がでる黒字経営だからできるのです。


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1988年、パリの高級ホテル、ホテルリッツダイニングにてランチ


私は日本の大阪でフランス料理のマネージャーをしていた。

ホテルのフレンチは赤字が当たり前という考え方の中、

大幅な黒字を計上した。

系列ホテルのフレンチレストラン再生企画を提案した。

このレポートが幹部の目に留まり、

フランス研修を勝ち取った。

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手長エビのサラダ


ミシュランの星付きレストランを含めて100以上の

レストランを食べ歩きましたが、

料理とサービスのスキルは日本人が上と信じている。


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仔羊のワゴンサービス。

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かっこいですよね。

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でも彼らのサービスは決して心に残るサービスではない。

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毎日、毎日、こんなホテルのダイニングで

ランチとワインを飲めたのは、ホテルが黒字であったから。

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ホテルの売り上げが上がる、

顧客をたくさん作る、

美味しいワインをどうすればたくさん飲んでもらうか。

そうなんです。

ホテルの売り上げはサービススタッフの

腕にかかっているということ。


2015年8月のとあるホテルで記憶。

ホテルのダイニングには数字の目標がない。

予約はすべて予約センターがとる。

今日出す料理の値段も知らされていない。

どれだけ働いても(働かされても)給料は同じ。

人がいないからほかのスタッフに注意もできない。

こんなホテルのダイニングでは、

今日、アルバイトに来た高校生に

ドリンクのオーダーを取らせて問題を起こしていた。

お酒も飲んだことも聞いたこともないスタッフに、

ホテルのダイニングでオーダーを取らせるなんて!!

ゲストにとっては失礼極まりない行為と嘆いた。


同じホテルでも、数字の目標を達成して

ホテルが黒字になるとスタッフに還元される。

一方、

働き蜂に徹して体が壊れたら捨てられる。


皆様、これが同じホテルといえるでしょうか?

就職を考える皆様、

ようく調べて結論を出すようにしましょう!!

つづく



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