2022.07.16 Saturday
ウエディングプランナーの卒業後 4
ブログ3742号です。
こんなビジネスモデルでいいの?
結婚するカップルが、
ゼクシィを見て会場を決めると、
35万円の宣伝広告費負担になる。
注)上場企業の決算より算出
十年以上前の実話。
とある地方都市の
ハウスウエディング会場。
年間300組の獲得を目標に
完全請け負ったビジネス。
約3か月が経過して、
目標から程遠い結果が出た。
先方も私も、
「一切口を挟まない」
を約束していた。
成績挽回の
ビックブライダルフェア当日、
責任者のAさんから、
「父親が倒れたので帰る」
と連絡が入る。
私「これは緊急事態だ」
急遽、
弊社チーフプランナーを現地に派遣。
当日の陣頭指揮をとらせた。
本社に戻ったチーフプランナーの
報告を聞いて
「え、マジ?」
と驚いた私。
これから話すことは、
常識から考えると、
ありえない出来事だが、
ブライダル業界ではあり?
このポイントが、
ウエディングプランナー卒業後
と言うテーマに関連する。
大手ブライダル企業を卒業した
ウエディングプランナーは、
世間の常識が通じなくなるのか。
急遽、現地に入った
チーフプランナーは、
「Aさんに呼ばれたBさんCさん
のモチベーションが低すぎる」
「原因は、リーダーの冷たさ」
「まったく信頼関係がない」
「健康保険にも入っていない」
「これでは会社の信用が傷つく」
私「これはやばいな」
初めて、Aさんに苦言を呈した。
「成績不振のレポート提出」
「部下への福利厚生問題」
やはり、出てきたレポートは、
言い訳の羅列だった。
そして、
私は初めて責任をどうするか
と追及した。
直後、突然、
Aさんから現地に来てくれと連絡があった。
チーフプランナーが駆けつけると、
上場会社の総務部長をしている、
Aさんの父親がいた。
「お前たちは娘をいじめやがって」
と言い残し、Aさんを連れて帰った。
つまり職場(責任)放棄に至った。
「は?」
後で、気づいたが、
「父が倒れたので帰る」
は嘘で、
「コンサートに行っていた」
だった。
その後は、
書くつもりもない。
ただ、
Aさんに関わったすべての人が
不幸になったことは事実。
当然、私の責任は最も大きい。
人生最大の汚点だった。
勿論、以後、
私はAさんに会ってない。
口の達者なウエディングプランナーに
完全にやられた事件だった。
Aさんの現在は、
あの事件以来、
十年以上たっても
「ブライダルコンサルタント」
をやっている事実。
ブライダル業界の人は、
「ふ〜〜〜ん、ありかな」
ブライダル業界以外の人は、
「信じられない人がいた」
何となく、
ブライダル業界は人が育たない。
その理由を伝えてまいりましょうか。
つづく
写真:ウエディングプランナーアルバムより
写真と記事は無関係