ホテル就職物語 その8

本日は、2015年10月30日(金)ブログ2428号です。

管理人ののぶおじさんは、

新しいプロジェクトのために

とある天空のホテルで研修を始めました。

このプロジェクトはぜひ皆様とともに

成功に導きたいと思うので、

進行状況を同時進行でお知らせいたします。


さて、以前に黒字のホテルがよいと書きました。

私は全額会社負担でフランス研修に行かせてもらえました。

日本から来る各ホテルの調理の皆様を案内するとき、

その費用のすべてがホテルの経費となったことです。

どこで何を食べて何を飲んでも会社経費となった。


もちろん、ホテルを黒字にするのはスタッフの力です。

会社からすると、

「どうぜ税金を払うならスタッフに使う」

という考えでしょう。

これは経常利益がでる黒字経営だからできるのです。


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1988年、パリの高級ホテル、ホテルリッツダイニングにてランチ


私は日本の大阪でフランス料理のマネージャーをしていた。

ホテルのフレンチは赤字が当たり前という考え方の中、

大幅な黒字を計上した。

系列ホテルのフレンチレストラン再生企画を提案した。

このレポートが幹部の目に留まり、

フランス研修を勝ち取った。

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手長エビのサラダ


ミシュランの星付きレストランを含めて100以上の

レストランを食べ歩きましたが、

料理とサービスのスキルは日本人が上と信じている。


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仔羊のワゴンサービス。

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かっこいですよね。

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でも彼らのサービスは決して心に残るサービスではない。

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毎日、毎日、こんなホテルのダイニングで

ランチとワインを飲めたのは、ホテルが黒字であったから。

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ホテルの売り上げが上がる、

顧客をたくさん作る、

美味しいワインをどうすればたくさん飲んでもらうか。

そうなんです。

ホテルの売り上げはサービススタッフの

腕にかかっているということ。


2015年8月のとあるホテルで記憶。

ホテルのダイニングには数字の目標がない。

予約はすべて予約センターがとる。

今日出す料理の値段も知らされていない。

どれだけ働いても(働かされても)給料は同じ。

人がいないからほかのスタッフに注意もできない。

こんなホテルのダイニングでは、

今日、アルバイトに来た高校生に

ドリンクのオーダーを取らせて問題を起こしていた。

お酒も飲んだことも聞いたこともないスタッフに、

ホテルのダイニングでオーダーを取らせるなんて!!

ゲストにとっては失礼極まりない行為と嘆いた。


同じホテルでも、数字の目標を達成して

ホテルが黒字になるとスタッフに還元される。

一方、

働き蜂に徹して体が壊れたら捨てられる。


皆様、これが同じホテルといえるでしょうか?

就職を考える皆様、

ようく調べて結論を出すようにしましょう!!

つづく



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