2008.05.31 Saturday
テイクアンドギヴ・ニーズの決算 その9 過去の記事公開
テイクアンドギヴ・ニーズの2008年3月度決算
売上高 436億円 ブライダル業界の日本全国の貴重な売上を
T&Gが436億円も奪ったのです。
「T&Gが進出してくる。何か対策はありませんか」
このようなご要望にお答えするために公開した秘話。
2006年7月1日公開
私の見てきたテイクアンドギヴ・ニーズ その1
2006年7月1日の日本経済新聞に
「連続最高益 成長企業を追う」
というコラムに「テイクアンドギブニーズ」
(以下T&G)の記事が出ていた。
その記事の中で芸能人がビデオレターとして
「○○さん、本当にご結婚おめでとう」
という内容を読んで、おもわず笑ってしまった。
私が1996年に発表した「なにわの披露宴 結婚でんねん」
の芸能人ビデオレターのパクリだからである。
T&Gのホームページに書かれている「T&Gのハウスウエディングについて」
を読んで再び笑ってしまった。
『T&Gは、近年の「自分達らしさを表現したい」
「ゲストに喜んでいただけるパーティーをしたい」
という顧客のニーズを、確実に具現化するサービスとして、
現在のハウスウエディングを創りました。』と書いてある。
日本で初めて「邸宅を敷地ごと完全貸切で使用する」
ゲストハウスウエディング(T&Gホームページの表現)を始めたのは、
1997年3月開業の「ルーデンス立川ウエディングビレッジ」である。
株式会社テイクアンドギブニーズが誕生したのは、
その翌年の1998年10月であり、
自分達がハウスウエディングを創ったといっていることは
完全に間違いである。
(ゲストハウスとは言っていませんと言うのかな)
日経の記事の中にT&Gの直営店の平均客単価は435万円と書かれている。
この数字は、私が総支配人を務めていたA会場(1999年当時)
の客単価とまったく一致する。
その後に開業したT&G直営店1号のアーカンジェル代官山で
出された見積書は、A会場で出していたものと、
数字も表現も形式もまったく同じものであった。
その当時、カップルを装うT&G視察隊が何組も訪れ、
私達が創ったウエディングのソフトである
形式を完全にコピーしていった。
私達がやっていたブライダルスクールの卒業生も採用して、
そのノウハウまでも完全コピーしていったのだ。
あれから6年経って、これらの完全コピーを掲げて
躍進を続けてきたT&Gはご存知のとおりお見事である。
私は今年の5月にブライダル業界を卒業した。
卒業したからはっきり伝えることができる。
T&Gの結婚ビジネスに負けないノウハウが存在することを。
日本全国でお二人の結婚式を演出する皆様にとって、
2009年度テイクアンドギヴ・ニーズが赤字か黒字はどうでもよく、
その関心は、奪われたマーケットをどうして奪い返すかの一点。
まさにブライダルマーケット争奪戦争の始まりだ。
つづく
売上高 436億円 ブライダル業界の日本全国の貴重な売上を
T&Gが436億円も奪ったのです。
「T&Gが進出してくる。何か対策はありませんか」
このようなご要望にお答えするために公開した秘話。
2006年7月1日公開
私の見てきたテイクアンドギヴ・ニーズ その1
2006年7月1日の日本経済新聞に
「連続最高益 成長企業を追う」
というコラムに「テイクアンドギブニーズ」
(以下T&G)の記事が出ていた。
その記事の中で芸能人がビデオレターとして
「○○さん、本当にご結婚おめでとう」
という内容を読んで、おもわず笑ってしまった。
私が1996年に発表した「なにわの披露宴 結婚でんねん」
の芸能人ビデオレターのパクリだからである。
T&Gのホームページに書かれている「T&Gのハウスウエディングについて」
を読んで再び笑ってしまった。
『T&Gは、近年の「自分達らしさを表現したい」
「ゲストに喜んでいただけるパーティーをしたい」
という顧客のニーズを、確実に具現化するサービスとして、
現在のハウスウエディングを創りました。』と書いてある。
日本で初めて「邸宅を敷地ごと完全貸切で使用する」
ゲストハウスウエディング(T&Gホームページの表現)を始めたのは、
1997年3月開業の「ルーデンス立川ウエディングビレッジ」である。
株式会社テイクアンドギブニーズが誕生したのは、
その翌年の1998年10月であり、
自分達がハウスウエディングを創ったといっていることは
完全に間違いである。
(ゲストハウスとは言っていませんと言うのかな)
日経の記事の中にT&Gの直営店の平均客単価は435万円と書かれている。
この数字は、私が総支配人を務めていたA会場(1999年当時)
の客単価とまったく一致する。
その後に開業したT&G直営店1号のアーカンジェル代官山で
出された見積書は、A会場で出していたものと、
数字も表現も形式もまったく同じものであった。
その当時、カップルを装うT&G視察隊が何組も訪れ、
私達が創ったウエディングのソフトである
形式を完全にコピーしていった。
私達がやっていたブライダルスクールの卒業生も採用して、
そのノウハウまでも完全コピーしていったのだ。
あれから6年経って、これらの完全コピーを掲げて
躍進を続けてきたT&Gはご存知のとおりお見事である。
私は今年の5月にブライダル業界を卒業した。
卒業したからはっきり伝えることができる。
T&Gの結婚ビジネスに負けないノウハウが存在することを。
日本全国でお二人の結婚式を演出する皆様にとって、
2009年度テイクアンドギヴ・ニーズが赤字か黒字はどうでもよく、
その関心は、奪われたマーケットをどうして奪い返すかの一点。
まさにブライダルマーケット争奪戦争の始まりだ。
つづく