2014.06.08 Sunday
福岡の飲食店「御園」の満足度
本日は、2014年6月8日(日)ブログ2289号です。
私は福岡に住んで1年を迎えます。
これまで飲食店の経営に対して
一生懸命、色々と考えてきました。
しかし、福岡の飲食店を見ていると
自分では決して真似ができないくらい
レベルが高いと思っています。
たとえば、
玄界灘の魚処「御園」さんです。
このお店には、メニューがありません。
メニューがないのだから値段も確認しようがありません。
しかし、宣伝もしていないのにいつも満席です。
なぜでしょうか?
このイカがお通しです。
気合の入った料理こそその店のお通しで出す。
ここで初めての驚きを感じるのです。
お店の方「お刺身食べますか」と言ってくれる。
「お願します」
二人前の刺身盛り合せ。
うにの箱、地ダコ、紋校イカ、ハマチ、ヒラメ(管理人の意見)
わさびもオリジナルな風味を醸し出している。
このうにの箱は絶品です。
まず、仕入れルートの確立ですね。
文句のつけようがない。
ビールも生ビールはありません。
焼酎もボトルキープです。(期限はないと思います)
お連れが水槽の中の車エビを見つけて、
「エビを焼いてください」と言った。
何と!
水槽から元気なエビをすくって串にさして焼いてくれた。
これはまずいはずがないでしょう。
「魚を焼いてもらおうかな」
店の人「アジでも焼こうか」
そのアジを見て驚いた!
50センチくらいのアジが登場しました。
半身ずつ焼いてもらいました。
焼いても半身で20センチはありますね。
残りの半身は、
身の厚みが2センチはありますよ。
恐るべき玄海灘の魚たち。
「赤かぶの煮つけをお願いします」
この魚も30センチくらいありました。
もう絶品ですね。
薄味の煮つけは魚の味を引き立てています。
お味噌汁とおにぎりで〆ましょう。
熱い味噌汁がその都度作っている証拠です。
おにぎりに香の物が添えられています。
これは焼酎の瓶の裏に顧客の名前が書いているキープボトル棚です。
焼酎のボトルをキープして、
瓶ビールを3本飲んで、
これだけの料理を食べて、
1万円の値段でした。
いかがでしょうか。
ご紹介させていただいたような店が
どこにでもある街が福岡です。
商品の仕入れが安いのでしょうか?
お店自体のコストが安いのでしょうか?
人件費が安いのでしょうか?
どれをどう考えても私にはこのレベルの店はできません。
つづく