ホテル就職物語 その9

本日は、2015年10月31日(土)ブログ2429号です。



この写真は、このブログの最初に公開した写真です。

どこかのブライダルフェアーの料理写真です。

2007年12月に始めたブログです。

いいも悪いも多くの人たちに支持されて

続けてきました。

継続は宝なりです。


ホテル就職物語の最終回といたします。

これからのホテルはグローバル化が進みます。

できれば海外で勉強できる環境を選んでください。

20代は、何が何でも海外志向です。

30代は、一層の飛躍か、守りに入るか。

転職するならこの時期が最後と覚悟しましょう。

40代は、これまでの経験の最高潮と売り込めます。

これまた、最後の転職として黒字ホテルを探す。

50代は、一気にイメージダウンですね。

これまでの経験を商品化して売り込むか、

安定した経営を続けるホテルを選ぶべし。

採用条件はかなり不利と覚悟されたし。


くれぐれも就職した三か月以内に辞めることがないように、

慎重に調査してください。


では、また新しいテーマにてお逢いいたしましょう。

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つづく



JUGEMテーマ:ビジネス

ホテル就職物語 その8

本日は、2015年10月30日(金)ブログ2428号です。

管理人ののぶおじさんは、

新しいプロジェクトのために

とある天空のホテルで研修を始めました。

このプロジェクトはぜひ皆様とともに

成功に導きたいと思うので、

進行状況を同時進行でお知らせいたします。


さて、以前に黒字のホテルがよいと書きました。

私は全額会社負担でフランス研修に行かせてもらえました。

日本から来る各ホテルの調理の皆様を案内するとき、

その費用のすべてがホテルの経費となったことです。

どこで何を食べて何を飲んでも会社経費となった。


もちろん、ホテルを黒字にするのはスタッフの力です。

会社からすると、

「どうぜ税金を払うならスタッフに使う」

という考えでしょう。

これは経常利益がでる黒字経営だからできるのです。


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1988年、パリの高級ホテル、ホテルリッツダイニングにてランチ


私は日本の大阪でフランス料理のマネージャーをしていた。

ホテルのフレンチは赤字が当たり前という考え方の中、

大幅な黒字を計上した。

系列ホテルのフレンチレストラン再生企画を提案した。

このレポートが幹部の目に留まり、

フランス研修を勝ち取った。

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手長エビのサラダ


ミシュランの星付きレストランを含めて100以上の

レストランを食べ歩きましたが、

料理とサービスのスキルは日本人が上と信じている。


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仔羊のワゴンサービス。

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かっこいですよね。

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でも彼らのサービスは決して心に残るサービスではない。

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毎日、毎日、こんなホテルのダイニングで

ランチとワインを飲めたのは、ホテルが黒字であったから。

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ホテルの売り上げが上がる、

顧客をたくさん作る、

美味しいワインをどうすればたくさん飲んでもらうか。

そうなんです。

ホテルの売り上げはサービススタッフの

腕にかかっているということ。


2015年8月のとあるホテルで記憶。

ホテルのダイニングには数字の目標がない。

予約はすべて予約センターがとる。

今日出す料理の値段も知らされていない。

どれだけ働いても(働かされても)給料は同じ。

人がいないからほかのスタッフに注意もできない。

こんなホテルのダイニングでは、

今日、アルバイトに来た高校生に

ドリンクのオーダーを取らせて問題を起こしていた。

お酒も飲んだことも聞いたこともないスタッフに、

ホテルのダイニングでオーダーを取らせるなんて!!

ゲストにとっては失礼極まりない行為と嘆いた。


同じホテルでも、数字の目標を達成して

ホテルが黒字になるとスタッフに還元される。

一方、

働き蜂に徹して体が壊れたら捨てられる。


皆様、これが同じホテルといえるでしょうか?

就職を考える皆様、

ようく調べて結論を出すようにしましょう!!

つづく



JUGEMテーマ:ビジネス

ホテル就職物語 その7

本日は、2015年10月29日(木)ブログ2427号です。

今日は皆様に、

最近私が食べたラーメンの写真を

お送りいたします。

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(ひでたんの塩しなそば)

ホテルへの就職が成功か失敗か!

就職してみないとわからないのか?

そのホテルの離職率を調べればある程度答えがある。

「ほかにやりたいことがある」

そのやりたいことをホテル内に求めるか、

ホテル以外の世間に求めるのか。

要するに、ホテルを辞めたいときの言い訳ですね。

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(来来亭ラーメンネギ多め)

就職の是非を決める考え方は、

あなたに合うホテルはありません、

あなたがいかに合わせるかです。

いろいろな事情や理由で合わせられないときに

辞めるしか方法がないということ。

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(ひでたん塩担々麺)

私も今年、二回就職して二回退職しました。

どうしても合わせられない企業への就職だったから。

退職理由が、その人のわがままか、ブラック企業か、

が問われます。

私の就職した企業は間違いなくブラックでした。

こんな不幸な出来事と、時間の無駄遣いにならないように、

色々な情報を公開してまいります。

まずは、ラーメンで我慢してください。

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(スシローの塩ラーメン)

つづく



JUGEMテーマ:国内ホテル

ホテル就職物語 その6

本日は、2015年10月28日(水)ブログ2426号です。


管理人は、再就職先への移動中です。

勤務するホテルに到着するのは、

出発から三日後です。



管理人は58歳で新たなホテルに就職しました。

その再就職について書きます。

中高年の再就職は困難です。

世間的には40歳までの求人が多い。

年齢を見ただけでダメと決める企業が多い。

しかし、その経験が生かせるセクションに

空きがあると再就職の可能性がある。

今回の再就職もこの点が大きかった。

では、どのような経験が有効であったか?

最も必要とされたセクションはレストランサービスです。

料飲サービスのベテランが少なくなっている。

「お役に立ちたい」

「これまでの経験を若い人に伝えたい」

「グローバルなサービスを伝えたい」

などなどがセールスポイントか?

これにより採用された。


しかし、前回のホテルはまったく違った。

極度の人手不足で誰でも人手がほしかった。

これでは、体力のある若きスタッフで十分。

なにも、経験がある年配者の意味がない。

今日は中高年の再就職について書きましたが、

若い人も将来の再就職を考える必要がある。

これからのホテルは、人手不足です。

自分の実力をつけて自分をセールスすることを考える。

ホテルに利益をもたらす実力。(マネージメント)

サービスでゲストを顧客化できる。(サービス)

などなど、いろいろあります。


今日はここまで。

つづく




JUGEMテーマ:旅行

移動中

本日は、2015年10月27日(火)ブログ2425号です。

管理人は、新たな職場へ移動中です。

 

ホテル就職物語 その5

本日は、2015年10月26日(月)ブログ2424号です。

ホテル就職物語(最前線)として、

これからホテルに就職を希望する人に

私が経験した事実をもとに、

アドバイスをしています。


ホテルの職場環境とスタッフの愛社精神。

リゾートホテルでは、

旅館のような食事つき宿泊プランも多い。

1泊2食宿泊ということは、

必ず夕食と朝食のサービスがあるということ。

朝食の勤務開始時間は午前6時前後、

夕食のサービスが終わって解放されるのが午後10時前後。

このように労働環境としては恵まれていない。

昼食営業をしている料飲施設がある場合、

ランチタイムも勤務することになる。


そして、リゾートホテルには、ハイシーズンとオフシーズンがある。

オフシーズンのスタッフでハイシーズンを乗り切るという

非現実的な環境があることを承知してください。


では、私がこの夏体験した職場環境と、

スタッフの愛社精神について報告です。

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働いたホテルは標高750メートルの山にあるリゾートホテル。

このカップ麺は、ホテルの寮に置いていたものです。

カップが膨らんでいるのが確認できますか?

そうなんです、気圧がやや低い位置にある証拠です。

職場環境としては疲れやすいのかもしれない。


実際の職場環境 ある日の万歩計の記録。

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この日は、午前6時に職場に入り、

午後11時前に職場から離れています。

正午すぎと午後3時ごろは休んでいません。

座ってナフキンを折ったり、夕食の配置図を作ったり

という作業です。

ということは、午前6時から午後11時まで

休みなしで働いた証拠です。

この万歩計は、当日働いた社員4名の

すべてが同じくらい歩いているということ。

息つく暇もなく、食事もとれるかどうかの追われた作業。

こんな労働環境では、いいサービスなんて無理。

私から言わせていただくなら、

「やっつけの仕事をやらされている」

よって、会社をよく言うスタッフはいない。

このホテルを「いいホテル」と

働くスタッフから一度も聞かされない。


常識的な「残業が多い」「休憩が取れない」「飯も食えない」

そして、「残業代がもらえない」となると、

職場環境どころではなく、ブラック企業ではないか。

これでは、スタッフのほぼ100%、いつかは退職する。

「退職するまでこき使えるだけ使え」

という会社の方針に思えてくる。

長年ホテルを営業していると、

地元の町に「あのホテルはブラック」という

噂が蔓延して、募集しても働き手が来ない状況になる。

すると、今いるスタッフの負担が増えるだけで

職場環境は悪化の一途をたどる。

まさに、私が経験した夏の事実がこれだ。

「地獄の黙示録」


就職しようとしているホテルについて、

ネットで評判や苦情内容などを調べるのはもちろん、

色々な人に聞いてみる必要がある。

少なくとも、就職してから「だまされた」と

思わないために事前に十分調査するべき。


お分かりになりましたか?

リゾートホテルはかなり厳しい職場環境と

思って調べたほうがいいですね。

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この日の万歩計は、地獄を物語っています。

まるで刑務所です。(入ったことはありませんが)

この多忙日前に、耐えきれずに逃げ出した

若いスタッフがいた。

逃げた本人と残されたスタッフともに

不幸な出来事になる。



ある日家族に出したメッセージ。

午後11時45分に発信!

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夕食を注文しているスタッフ、誰も夕食を食べていない。

そして、もっとももっと働いているスタッフもいた。(22時間勤務)




まだまだ、皆様へ、ホテル就職を考える生の情報を

お伝えしてまいります。

つづく

JUGEMテーマ:ビジネス

ホテル就職物語 その4

本日は、2015年10月24日(土)ブログ2423号です。

就職するホテルを決める場合、

そのホテルが赤字か黒字かが大切な問題。

私も、同じホテルでも黒字の時代と、

赤字の時代を経験しましたが、

特に赤字時代のホテルでは、

何をするにも予算がないと言われたら

やる気も半減するものです。


私がホテルの経営者であった時の目線から。

営業数字が上がらないときに

スタッフの残業申請が出たとき、

本当にむかついた記憶があります。


新入社員で入るホテルも、

中途採用で入るホテルも、

まずは、ホテルの経営状況を確認しよう。


今日はここまで。

つづく


JUGEMテーマ:ビジネス

ホテル就職物語 その3

本日は、2015年10月23日(金)ブログ2422号です。

とあるホテルで、

一緒に働いた今年の新入社員1名。

訳も分からない状況でヘルプに来ていた。

私と話もしない。

私も話をしない。

約一か月後に彼がつぶやいたことがある。

「使用期間が終わったので残業がつくかな」

私は心の中でつぶやいた。

誰か聞くスタッフがいるだろう。

寮では先輩と一緒の部屋なのに。

肝心な就業規則に関する話をしないのだ。


少なくとも、2015年7月に、

彼は100時間は残業していたと認める。

休憩時間は、勤務時間に含めないが、

リゾートホテルでは、朝の7時から夜の10時まで

働く間に何回かに分けて休憩をとる。

せいぜい、毎回1〜2時間の休憩では何もできない。

実際は、拘束16時間休憩4時間ということか。


彼の基本給は、聞くところによると10万円と少しと言っていた。

常識から考えても基本給も低い。


どれだけ働いても残業がつかない。

この理由は分からない。


おそらく、勤務時間を正確に計算して出しているが、

残業をする理由を書く欄が空白になっているためかも。

それは、会社は理解しているが、とぼけていると思う。


中途採用のスタッフの離職率が高い。

ほかのホテルを経験したスタッフは、

このホテルの勤務体制がおかしいことに気づく。

しかし、マジで頑張っているスタッフは新入社員が多い。

約20年間もこのホテルしか知らない管理職もいる。

若いスタッフも頑張っていると見えるスタッフは

不思議に新入社員である。


もうお分かりでしょうか?

ホテルに就職をするときに現実を調べる必要がある。

一度入った後は、後悔しても取り返しがつかない。


特に、リゾートホテル(旅館も?)は危険が多いはず。

まだまだ現状報告が続きます。

つづく



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この食材で生きてゆく覚悟であった。






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ホテル就職物語 その2

本日は、2015年10月22日(木)ブログ2421号です。

この夏、私が働いたホテルのレストランで、

一日22時間働く鉄人がいた。

今日は、この人と職場の環境について

申し上げます。

まず、ホテルでは関連セクションへも

積極的にヘルプに出るシステムになっている。

これは、このご時世なので当たり前に思う。

困った問題と感じたことは、

レストランから頻繁にヘルプを出されること。

逆に、レストランにヘルプに来るスタッフもある。

毎日、レストランでは100の仕事があるとしよう。

スタッフ5人で仕事をすれば一人20の仕事量。

しかし、ヘルプに出されるとその分、

レストランに残されたスタッフの負担が増す。

20の仕事を40しなくてはならなくなると、

休憩時間が無くなることになる。


私は、レストランのバスボーイ業務をしていたので

私がヘルプに出ることは少なかった。

よく考えると、暇な営業日でも毎日しなければ

ならない仕事がある限り、仕事量か減らない。

知らないうちに、スタッフが消えてゆく状況だ。

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(ホテルのある敷地内は大自然)

では、鉄人の話に戻ろう。

彼は、レストランの責任者である。

ホテルのナイト業務を週三日以上勤務する。

レストランの通常業務も休むことができない。

レストランの夕食営業中に職場を離れ、

たった一人でナイト業務をやっている。

夜中は一人なので一睡もできない。(居眠りは可)

午前8時ごろ、担当スタッフが来るまで離れられない。

その後、レストランの朝食営業に入る。

「いつ寝るのか」

レストランのアイドルタイムに2時間程度の仮眠をするだけ。

週三日は22時間勤務を続けている鉄人である。

決して自分から進んでやっているわけではない。

人が辞めていないので自分しかできる人間はいないから。


レストランに残されたスタッフは、

入社3か月未満のスタッフの私。
(試用期間は何もしてはいけない規則)

他のホテルからヘルプに来ている新入社員。

週何日かは必ず無断欠勤するアルバイトボーイ。

夏休みが近づき、日々多忙になってゆくレストランにて

次々にヘルプに出るスタッフが増える中、

残されたスタッフも耐えがたき体力の勝負になる。


私が、入社して約10日間でこのように感じたのです。

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7月6日から働き始めている。

いきなり平均2万歩歩かされて参ったね!!

ある日の万歩計の詳細ページ。

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朝の6時から午後9時時点の万歩計です。

この日は午後11時ごろまでいたような気がする。


皆様、はっきり申し上げておきますが、

ここのホテルの社員は全員残業代がでません。

22時間働く鉄人さんの社内タイトルは

平社員とのことです。


私「なずそんなに働くんですか」

鉄人さん「会社は私を見てくれているはずです」


つづく


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ホテル就職物語 その1

本日は、2015年10月21日(水)ブログ2420号です。

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最近、あるホテルで働いて驚いた!

なぜ、驚いたかを言うと、

こんなホテルがあったんだ!

なぜ、こんなホテルと言う表現ができたか。

色々なホテルを見て、ホテルで働いてきたから。

ホテルで文句を言っているスタッフに言いたい。

「あなたが文句を言っているホテルはまだまし」

私が知った!!

こんなひどいホテルもあったんだ!!!

これからホテルに就職を考える皆様に報告する。

就職して後悔することがありますよ。

よく考えてから就職するようにしよう!!

「面接時の会社説明と現実の職場の違い」

入ってみなければ分からない。

特に新入社員の若人は不幸であった。

他と比べることができないから。

苦労する先輩を見て逃げたくなるのだろう!!

「突然消える新入社員がいた」

働いてからはもう遅い。

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ホテルで働くスタッフを物としか思ってないんじゃないの?

つづく


この話は、特定のホテル批判ではありません。
現状を知らせることにより後悔するホテルマンを
少なくする目的です。


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